季節24節季72候の風景
季節 「冬」の仲間です。
1.だいこん 2・にんじん 3・ごぼう
4・春菊 5・白菜 6・ねぎ
7・セロリ 8・ほうれん草
9・ゆず 10・みかん
11・ぶり 12・まぐろ
13・牛
14・鶏
15・豚
2014年は私の年です。宜しく
四 季 |
24節季 | 72候 | ||||||||
名称 | いわれ | 月 日 | 名称 | 読み | 意味 | |||||
春 | 初春 | 立春 りっしゅん 2月4日頃 |
春の初め。『暦便覧』には「春の気たつをもつてなり」と。この日から春になる | 初候 | 2月4日 | 1 | 東風解凍 | とうふう(はるかぜ)こおりをとく | 東風が厚い氷を解かし始める | |
次候 | 2月9日 | 2 | 黄鶯睍睆 | おうこうけんかんす | ウグイスが山里で鳴き始める | |||||
末候 | 2月14日 | 3 | 魚上氷 | うおこおりをはいずる | 割れた氷の間から魚が飛び出る | |||||
雨水 うすい 2月19日頃 |
空から降るものが雪から雨に変わり、雪が溶け始めるころ。正月中。暦便覧には「陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となればなり」と | 初候 | 2月19日 | 4 | 土脉潤起 | つちのしょううるおいおこる | 雨が降って土が湿り気を含む | |||
次候 | 2月24日 | 5 | 霞始靆 | かすみはじめてたなびく | 霞がたなびき始める | |||||
末候 | 3月1日 | 6 | 草木萠動 | そうもくめばえいずる | 草木が芽吹き始める | |||||
仲春 | 啓蟄 けいちつ 3月6日頃 |
大地が暖まり冬眠をしていた虫が穴から出てくるころ。暦便覧には「陽気地中にうごき、ちぢまる虫、穴をひらき出ればなり」と。 | 初候 | 3月6日 | 7 | 蟄虫啓戸 | すごもりむしとをひらく | 冬ごもりの虫が出てくる | ||
次候 | 3月11日 | 8 | 桃始笑 | ももはじめてわらう(さく) | 桃の花が咲き始める | |||||
末候 | 3月16日 | 9 | 菜虫化蝶 | なむしちょうとなる | 青虫が羽化して紋白蝶になる | |||||
春分 しゅんぶん 3月21日頃 |
太陽が春分点を通過した瞬間、すなわち太陽の視黄経が0度となった瞬間を春分と定義する『暦便覧』に「日天の中を行て昼夜等分の時なり」と | 初候 | 3月21日 | 10 | 雀始巣 | すずめはじめてすくう | 雀が巣をかまえ始める | |||
次候 | 3月26日 | 11 | 桜始開 | さくらはじめてひらく | 桜の花が咲き始める | |||||
末候 | 3月31日 | 12 | 雷乃発声 | かみなりすなわちこえをはっす | 遠くで雷の声がし始める | |||||
晩春 | 清明 せいめい 4月5日頃 |
万物がすがすがしく明るく美しいころ。 暦便覧には「万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれるなり」と |
初候 | 4月5日 | 13 | 玄鳥至 | げんちょういたる(つばめきたる) | ツバメが南からやってくる | ||
次候 | 4月10日 | 14 | 鴻雁北 | こうがんきたす(かえる) | 雁が北へ渡っていく | |||||
末候 | 4月15日 | 15 | 虹始見 | にじはじめてあらわる | 雨の後に虹が出始める | |||||
穀雨 こくう 4月20日頃 |
穀雨とは、穀物の成長を助ける雨のことである。暦便覧には「春雨降りて百穀を生化すればなり」と | 初候 | 4月20日 | 16 | 葭始生 | あしはじめてしょうず | 葦が芽を吹き始める | |||
次候 | 4月25日 | 17 | 霜止出苗 | しもやみてなえいずる | 霜が終わり稲の苗が生長する | |||||
末候 | 4月30日 | 18 | 牡丹華 | ぼたんはなさく | 牡丹の花が咲く | |||||
夏 | 初夏 | 立夏 りっか 5月6日頃 |
夏の気配が感じられるころ。暦便覧には「夏の立つがゆへなり」と。この日から夏なる。 |
初候 | 5月5日 | 19 | 蛙始鳴 | かわずはじめてなく | 蛙が鳴き始める | |
次候 | 5月10日 | 20 | 蚯蚓出 | きゅういん(みみず)いずる | ミミズが地上にはい出る | |||||
末候 | 5月15日 | 21 | 竹笋生 | たけのこしょうず | 竹の子が生えてくる | |||||
小満 しょうまん 5月21日 |
万物が次第に成長して、一定の大きさに達して来る頃。暦便覧には「万物盈満(えいまん)すれば草木枝葉繁る」と | 初候 | 5月21日 | 22 | 蚕起食桑 | かいこおきてくわをはむ | 蚕が桑を盛んに食べ始める | |||
次候 | 5月26日 | 23 | 紅花栄 | べにばなさかう | 紅花が盛んに咲く | |||||
末候 | 5月31日 | 24 | 麦秋至 | ばくしゅう(むぎのとき)いたる | 麦が熟し麦秋[ばくしゅう]となる | |||||
仲夏 | 芒種 ぼうしゅ 6月6日頃 |
芒(のぎ
)を持った植物の種をまく頃。暦便覧には「芒(のぎ)ある穀類、稼種する時なり」と実際には、現在の種まきはこれよりも早い。 |
初候 | 6月6日 | 25 | 螳螂生 | とうろう(かまきり)しょうず | カマキリが生まれ出る | ||
次候 | 6月11日 | 26 | 腐草為蛍 | ふそう(かれたるくさ)ほたるとなる | (腐った草の下から蛍が生ずる) | |||||
末候 | 6月16日 | 27 | 梅子黄 | うめのみきなり | 梅の実が黄ばんで熟す | |||||
夏至 げし 6月21日頃 |
北半球では一年中で一番昼が長く夜が短い日。『暦便覧』には「陽熱至極しまた、日の長きのいたりなるを以てなり」と | 初候 | 6月21日 | 28 | 乃東枯 | ないとう(なつかれくさ)かるる | 夏枯草が枯れる | |||
次候 | 6月27日 | 29 | 菖蒲華 | しょうぶ(あやめ)はなさく | アヤメの花が咲く | |||||
末候 | 7月2日 | 30 | 半夏生 | はんげしょうず | カラスビシャクが生える | |||||
晩夏 | 小暑 しょうしょ 7月7日頃 |
梅雨明けが近づき、暑さが本格的になるころ。暦便覧には「大暑来れる前なればなり」と |
初候 | 7月7日 | 31 | 温風至 | おんぷう(あつかぜ)いたる | あたたかい風が吹いてくる | ||
次候 | 7月12日 | 32 | 蓮始開 | はすはじめてひらく | 蓮の花が開き始める | |||||
末候 | 7月17日 | 33 | 鷹乃学習 | たかすなわちがくしゅうす(わざをならう) | 鷹の幼鳥が飛ぶことを覚える | |||||
大暑 たいしょ 7月23日頃 |
快晴が続き気温が上がり続けるころ。暦便覧には「暑気いたりつまりたるゆえんなればなり」と | 初候 | 7月23日 | 34 | 桐始結花 | きりはじめてはなをむすぶ | 桐の実がなり始める | |||
次候 | 7月29日 | 35 | 土潤溽暑 | つちうるおうてじょくしょす (むしあつし) | 土がしめって蒸し暑くなる | |||||
末候 | 8月3日 | 36 | 大雨時行 | たいうときどきおこなう(ふる) | 時として大雨が降る | |||||
秋 | 初秋 | 立秋 りっしゅう 8月7日頃 |
初めて秋の気配が表われてくるころとされる。七月節。『暦便覧』では「初めて秋の気立つがゆゑなれば也」と | 初候 | 8月7日 | 37 | 涼風至 | りょうふう(すずかぜ)いたる | 涼しい風が立ち始める | |
次候 | 8月13日 | 38 | 寒蝉鳴 | ひぐらしなく | ヒグラシが鳴き始める | |||||
末候 | 8月18日 | 39 | 蒙霧升降 | もうむしょうご(ふかきりまとう) | 深い霧が立ち込める | |||||
処暑 しょしょ 8月23日頃 |
暑さが峠を越えて後退し始めるころ。『暦便覧』では、「陽気とどまりて、初めて退きやまむとすれば也」と | 初候 | 8月23日 | 40 | 綿柎開 | めんぷ(わたのはなしべ)ひらく | 綿を包む咢[がく]が開く | |||
次候 | 8月28日 | 41 | 天地始粛 | てんちはじめてしゅくす(さむし) | ようやく暑さが鎮まる | |||||
末候 | 9月2日 | 42 | 禾乃登 | こくものすなわちみのる | 稲が実る | |||||
中秋 | 白露 はくろ 9月8日頃 |
大気が冷えて来て、露ができはじめるころ。『暦便覧』では、「陰気やうやく重りて、露にごりて白色となれば也」と | 初候 | 9月8日 | 43 | 草露白 | そうろう(くさのつゆ)しろし | 草に降りた露が白く光る | ||
次候 | 9月13日 | 44 | 鶺鴒鳴 | せきれいなく | せきれいが鳴き始める | |||||
末候 | 9月18日 | 45 | 玄鳥去 | げんちょう(つばめ)さる | ツバメが南へ帰っていく | |||||
秋分 しゅうぶん 9月23日頃 |
昼夜の長さがほぼ同じになる。『暦便覧』では「陰陽の中分なれば也」と説明している。しかし、実際には、昼の方が夜よりもすこし長い | 初候 | 9月23日 | 46 | 雷乃収声 | かみなりすなわちこえをおさむ | 雷が鳴り響かなくなる | |||
次候 | 9月28日 | 47 | 蟄虫坏戸 | ちっちゅうこをはいす(むしかくれてとをふさぐ) | 虫が土中に掘った穴をふさぐ | |||||
末候 | 10月3日 | 48 | 水始涸 | みずはじめてかるる | 水が凍り始める | |||||
晩秋 | 寒露 かんろ 10月8日頃 |
、露が冷気によって凍りそうになるころ。『暦便覧』では、「陰寒の気に合つて露結び凝らんとすれば也」と |
初候 | 10月8日 | 49 | 鴻雁来 | こうがんきたる | 雁が飛来し始める | ||
次候 | 10月13日 | 50 | 菊花開 | きくのはなひらく | 菊の花が咲く | |||||
末候 | 10月18日 | 51 | 蟋蟀在戸 | しっそく(きりぎりす)とにあり | キリギリスが戸にあって鳴く | |||||
霜降 そうこう 10月23日頃 |
露が冷気によって霜となって降り始めるころ。『暦便覧』では、「露が陰気に結ばれて霜となりて降るゆゑ也」と | 初候 | 10月23日 | 52 | 霜始降 | しもはじめてふる | 霜が降り始める | |||
次候 | 10月28日 | 53 | 霎時施 | こさめときどきふる | 小雨がしとしと降る | |||||
末候 | 11月2日 | 54 | 楓蔦黄 | ふうかつきなり(もみじつたきばむ) | もみじや蔦が黄葉する | |||||
冬 | 初冬 | 立冬 りっとう 11月7日頃 |
初めて冬の気配が現われてくる日。『暦便覧』では、「冬の気立ち始めて、いよいよ冷ゆれば也」と | 初候 | 11月7日 | 55 | 山茶始開 | さんちゃ(つばき)はじめてひらく | つばきの花が咲き始める | |
次候 | 11月12日 | 56 | 地始凍 | ちはじめてこおる | 大地が凍り始める | |||||
末候 | 11月17日 | 57 | 金盞香 | きんせんこうばし(きんせんかさく) | 水仙の花が咲く | |||||
小雪 しょうせつ 11月22日頃 |
僅かながら雪が降り始めるころ。『暦便覧』では、「冷ゆるが故に雨も雪と也てくだるが故也」と | 初候 | 11月22日 | 58 | 虹蔵不見 | にじかくいれてみえず | 虹を見かけなくなる | |||
次候 | 11月27日 | 59 | 朔風払葉 | きたかぜこのはをはらう | 北風が木の葉を払いのける | |||||
末候 | 12月2日 | 60 | 橘始黄 | たちばなはじめてきばむ | 橘の葉が黄葉し始める | |||||
仲冬 | 大雪 たいせつ 12月7日頃 |
雪が激しく降り始めるころ。『暦便覧』では、「雪いよいよ降り重ねる折からなれば也」と | 初候 | 12月7日 | 61 | 閉塞成冬 | へいそくして(そらさむく)ふゆとなる | 天地の気が塞がって冬となる | ||
次候 | 12月12日 | 62 | 熊蟄穴 | くまあなにこもる | 熊が冬眠のために穴に隠れる | |||||
末候 | 12月16日 | 63 | 鮭魚群 | けつぎょ(さけのうお)むらがる | 鮭が群がり川を上る | |||||
冬至 とうじ 12月22日頃 |
北半球では一年の間で昼が最も短く夜が最も長くなる日。『暦便覧』では「日南の限りを行て、日の短きの至りなれば也」と | 初候 | 12月22日 | 64 | 乃東生 | なつかれくさしょうず | 夏枯草が芽を出す | |||
次候 | 12月27日 | 65 | 麋角解 | びかくげす(さわしかつのおつる) | 大鹿が角を落とす | |||||
末候 | 1月1日 | 66 | 雪下出麦 | せつかむぎをいだす | 雪の下で麦が芽を出す | |||||
晩冬 | 小寒 しょうかん 1月5日頃 |
寒さが最も厳しくなる前の時期。『暦覧』では、「冬至より一陽起こる故に陰気に逆らふ故、益々冷える也」と。この日を寒の入り。 | 初候 | 1月5日 | 67 | 芹乃栄 | せりすなわちさかう | 芹がよく生育する | ||
次候 | 1月10日 | 68 | 水泉動 | すいせんうごく(みずあたたかをふくむ) | 地中で凍った泉が動き始める | |||||
末候 | 1月15日 | 69 | 雉始雊 | きじはじめてなく | 雄の雉が鳴き始める | |||||
大寒 だいかん 1月20頃 |
寒さが最も厳しくなるころ。『暦便覧』では、「冷ゆることの至りて甚だしきときなれば也」と | 初候 | 1月20日 | 70 | 款冬華 | かんとうはなさく(ふきのはなさく) | ふきのとうがつぼみを出す | |||
次候 | 1月25日 | 71 | 水沢腹堅 | すいたくふけん(さわみずこおりつめる) | 沢に氷が厚く張りつめる | |||||
末候 | 1月30日 | 72 | 鶏始乳 | にわとりはじめてとやにつく | 鶏が卵を産み始める | |||||